裏導線から失礼します
神社本庁伝統文化セミナーで体験

「日本の結婚式」という和婚雑誌を作っている関係で

神社本庁の「伝統文化セミナー」という企画のご案内をいただきます。
4月26日、マスコミ関係向きの靖国神社ツアーがあり、参加してきました。
         

現地に着いてみると、和婚本を一緒に作っている編集仲間も来ていて
彼女は、若い頃デートで(!)行ったと昔話。
そういえば、男性でお好きな人、時々いますよね。小泉元首相とか。
私も神社は好きですが、こちらにはお参りしたことがありませんでした。

ツアーは、参集殿に集合。ご挨拶につづき、本殿へ参拝。
こちらに祀られているのは、国難に殉じた戦死者の方々で246万6千余柱。
毎日欠かさず8時と3時、慰霊の神事が行われているそうです。
その後、広報にあたる権禰宜さんから靖国神社についてのレクチャー。

神様は、軍人・軍属に限らず、幕末の志士や従軍看護婦なども含まれるそう。
それも初めて知りました。大部分は、アジア・太平洋戦争での戦死者で
ご案内いただいた「遊就館」の壁一面に並ぶ、まだ若い兵隊さんたちの顔写真。
膨大な数より、一人ひとりの遺品や遺書、家族への想いに胸が詰まります。
論議を呼びそうな戦車や戦闘機の展示について、「兵器もまた遺品」と
権禰宜さんのご説明。なるほど、そういう見方も。
戦争に至る背景と経緯、戦後復興の歴史についての展示もあります。
先人の尊い犠牲のうえに、今日の平和な日本がある。
そうなんですが、気分は複雑。その論理は戦争美化につながらないのか?
政治や外交問題にもなってきた。でも、そういうことと関係なく
ご遺族は、全国各地からここまで「会いに」来られます。
終戦から65年経っても、子供や孫にまで語り継がれる、未曾有の悲劇。
だからこそ、他の神社より入りづらい、語りにくい存在であるのも事実。
うーん。どうしたらいいんだろう? 簡単に答えが出る問題でもなく。

ひとつ思ったことは、「遊就館」の戦争イメージが強烈ですが
それ以外に、大鳥居と参道、緑の杜。奉仕される神職の方々の姿も。
静かで美しい、神社としての日常風景も、そこにはありました。
ここで結婚式は? さすがに不謹慎だろう、と話しながら帰りましたが
調べてみたら、結婚式も少数ならあるのだそうで
芸能人だと、小室哲哉とKEIKOの挙式がこちらと知り、びっくり。なぜ?
このまま戦争がない日本で、さらにもっと、何十年も経ったら
桜の名所、靖国神社で、花嫁さんが歩く姿も普通に見られるのでしょうか。
開花予想で有名な標本木も、すっかり葉桜。また、夏が来ます。
取材協力:神社本庁

今回ご案内いただいたのは、神社本庁・広報センターの瀬尾さん。
神社や神道について理解を広げるために「伝統文化セミナー」を企画されています。
神社本庁の詳細はコチラ